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放たれた翼が 願いを撒き散らして
この世の果て堕とした 祈りを空中(そら)へと
その瞳に映すのは 欠けた月の螺旋
なぞる指が辿り着く 場所を探してる
抱き合うたび 捩(よじ)れる肌と微熱を
貪(むさぼ)るように また胸を締め付ける
放たれた翼が 願いを撒き散らして
この世の果て堕とした 祈りを空中へと
夜の淵に咲く華を 耳へ押し当てて
響く街のざわめきに 吐息を重ねた
今も滲む あの日はぐれた記憶が
涸れた筈の 痛みを傷に変えた
仮初(かりそ)めの翼で 羽ばたく命の灯火(ひ)は
あらがう罪を指して 想いは君へと
血塗られた翼は 舞い上がり風になり
幾千に砕かれた 誓いを空中(そら)へと
仮初めの翼で 羽ばたく命の灯火は
あらがう罪を指して 想いは君へと